どうも。酒井です。 今日は、僕が担当している花についてのブログです。 先週、11月29日(金)に花の反省会が終わりましたので 報告をかねてつづっていきます。 まずは、反省会の写真を撮っていないので代わりといってはなんですが 僕のうちの庭で手塩にかけて育てた『ゆり根』をどうぞ。(笑)
このゆり根は、今年の春先に庭の木の近くの地中深くに植えました。 水やりは植えてすぐの1度だけ。 順調に育ち、夏になるときれいなオレンジの花を咲かせるようになりました。 しかし、その花のつぼみは花が咲ききる前に全てきれいにとりのぞきました。 なぜかというと、花を咲かせる栄養をすべて球根に与えるためです。 そのまま、夏がすぎ、秋がきて、11月の中頃に掘りおこしました。 すると、植えたときには1球だったゆり根が4球にふえてました。 ていうか、この根っこの出かたがたまらなく可愛いです。 ゆりを知っている人からみたら、当たり前のことかもしれませんが 僕は1個の球根が4個になったぞ!!と感動ものでした。 すべて、お昼休み時間中の出来事でした。 そんなゆり根も知り合いにわけたり、自分で食べたりで残り2個。 食べてみたいかたは酒井まで。(笑) 話がそれてしいましたが、そろそろ本題にもどります。 花の反省会は、1年の花の出荷を振り返り反省します。 そのまんまですね。 そして、生産者・出荷先の市場担当者・その他関係者が一同にあつまり 楽しく飲んで夜遅くまで交流を深めます。(笑) みついしの平成25年度の花の売上げは1月末~10月末 (決算期が2月からなのでこのような期間に)で、 デルフィニウムが約4億円、スターチスが約4千万円、 ダリアが約3千万円、その他で約1億円の合計5億7千万円ほどの売上げでした。 11月~来年1月まで、少量ながら出荷は続いていますので 6億数千万円の売上げになる見込みです。 ざっくりとした話をすると、この6億円を僕をふくめ担当2人で どこに売るのか決めているのでちょっとおそろしい感じもします。。。 さて、今回は4市場を招待しての反省会開催となりました。 それぞれ、市場の販売担当のかたからご意見をいただきましたので 僕が感じたままに書いていきます。 結論から言うと、売れるものを売れるときに売りたい! 要は、デルフィニウムを8月~10月の婚礼・葬儀の需要期に 高品質の花を安定的に作ってくれ。ってことです。 当然、作り手の側からするとそんな無茶言うなよって話も入ってます。 むしろ、市場はそーゆうことをお構いなしに要望してきます。(笑) ただ、できることはまだまだあるし、徐々にではあるけれども みついしの評価もあがっているということ。 これって、大事なことだと思いませんか。 改善すること、向上していくための目標がなくなってしまっては 取り組む意味も薄れていくでしょうし、 何より、みついしのデルフィニウムが花でビジネスする人に 求められているってことです。 ますます、先行きが不透明になっていく今の時代に、 とってもマイナーなデルフィニウムがこれだけ売れているというのは ものすごいことなんじゃないかなと僕は思います。 さっそくですが、各市場担当者の声を箇条書きで書き出してみます。 某関西市場 M氏 ・今年はデルフィニウム シネンシス系(スプレータイプ)の品種数を しぼって出荷していたのでたいへん販売しやすかった。 ・花屋さんが4月~5月のデルフィニウム シネンシス系ピンクの使用を減らした。 H24の春とH25の春を比べると、出荷量は増えたが 昨年の単価が高く使いにくかったため。 ・上記のハッピーピンクのように、偏った作付けは販売面で苦戦するので 農協担当者や市場担当者に作付けの相談をしてみては。 ・出荷期間のかたよりを改善してほしい。 みついしでは、デルフィニウムをつくりやすい5月末~7月の作付けが多いが 実際にお客さんが欲しいのは8月~10月のデルフィニウムである。 ・H25の7月はH24の倍以上のブライダルフェアがあったので デルフィニウムの単価が安定していたが、H26春の増税以降は ブライダル需要が減り販売苦戦するのでは。 ・最近のアスターは、仏花だけでなく婚礼などにも使われるので1年中出荷してほしい。 ・マトリカリアは秋の婚礼需要を中心に、シングルベグモ7割 黄色1割、白八重1割、みどり1割の出荷を希望。 某東京市場 W氏 ・H25は商談会を企画し、年間の定期予約販売に取り組んだ。 来年は、さらに予約注文をとり安定した単価で販売できるよう努力したい。 ・みついしのデルフィニウムは、年々水下がりなどのクレームが減っているので 販売しやすい。 ・デルフィニウム エラータム系の100㎝クラスのお客さんがあまりいなく 売り先がないので開拓していきたい。 某東京市場 N氏 ・デルフィニウムは葬儀需要がメインで 9月~10月の出荷が安定していてとても助かった。 ・他産地の動向として、愛知のデルフィニウムの大産地では 8月中旬定植したものが、順調に生育し10月9日から出荷スタートしている。 この産地は、デルフィニウム シネンシス系水色の作付けを中心としていて、 デルフィニウム シネンシス系青色の作付けは少ないのでH26 10月の出荷分は デルフィニウム シネンシス系青色を中心にお願いしたい。 某北海道市場 W氏 ・ここ数年、みついしのデルフィニウムの出荷が需要のある お盆以降に激減していたが、H25は安定的に出荷があり販売しやすかった。 ・デルフィニウム ハッピーピンクは春先ではなく8月~10月にも 使いたいお客さんがいる。 ・作付けが少ないデルフィニウム ベラドンナ系も安定的に入荷があることで 単価の上下なく売れた。理由としては、値段のはるデルフィニウム エラータム系 には手が出ないお客さんが、ベラドンナ系を購入してくれた。 ・ダリア 夏場は花が持たないイメージがあり売れない。 北海道内でも北空知、南空知、長沼など作付が急増している。 品質を改善し、秋に高品質の商品を。 ・アスター 北海道内の産地が作付け減少している。 特にヒメアスターをがほしい。 短い期間での単発の出荷ではなく、6月末からお盆・秋の彼岸まで 継続した出荷を希望する。 少しむつかしい話になってしまったかもしれませんが、 デルフィニウムをもっと知りたくなったかたはこちらをクリック → では。 そうそう。 天体少女 中村さんが『東の空で見えるらしいですよ!』 って言ってた、アイソン彗星が崩壊したみたい。→この人 僕も見てみたかったから、少し残念です。 12月4日(水)の19:30からNHKスペシャルで 特集が放送されるのでだれかDVDつくってください。 うちにテレビがないので。(笑)