11月第4週 JRA重賞競走 三石産馬の結果(横綱白鵬と横綱オルフェーヴル)

全国、競馬女子のみなさんこんばんは。三石浜の番長 三浦です。
24日(土)の京阪杯(GⅢ)、15番人気のグランプリエンゼル(上村清志さん生産)は8着、9番人気のスギノエンデバー(明治牧場生産)は12着でした。 グランプリエンゼルはいい手応えで直線を向かえましたが、上がってくる馬と馬体を併せる形になっていればもう少し順位を上げられたかもしれません。 1着から13着まで着差が少ない結果、悲観する内容ではありません。
せっかくのブログなので話をジャパンカップに。私にとって今年のジャパンカップは歴史的名馬オルフェーヴルを記憶に留める忘れられないレースとなりました。これまでミスターシービーからジェンティルドンナまで何頭かの三冠馬を見させていただきましたが、私にとっての最強三冠馬は間違いなくオルフェーヴルです。貫禄という点でもシンボリルドルフを超えたと思います。
今年の阪神大賞典での逸走と狂気の追い上げ、凱旋門賞で交わされたソレミアを睨みつける意地、それに続いて今回の横綱相撲。ディープインパクトやシンボリルドルフが優等生の西の横綱ならばオルフェーヴルは大将格の東の横綱です。
直線の追い比べでオルフェーヴルは持ったままで抜け出してきます。ジェンティルドンナの岩田騎手は渾身の追い上げです。もし、オルフェーヴルがジェンティルドンナと同じ型で騎乗し勝利を収めてもオルフェーヴルのオルフェーヴルたる威厳が損なわれたと思います。ジェンティルドンナに接触されても「どうしたの、このまま最後までいいレースをしようぜ」、ゴール直前でも「ジェンティルさん、なかなか強いぜ」的な東の横綱の雰囲気を貫いてくれました。17番の1着馬単総流しと3連単1着ドップリ付けの馬券を持っていた私、正直レース直後はもう少し何とかならなかたのか、と嘆きましたが、深く考えるとオルフェの威厳を保つための池添騎手の意地と解釈できました。
ジャパンカップ終了後の九州場所千秋楽結びの一番、立合いで白鵬の鼻面を日馬富士の頭が一撃。白鵬は痛くも痒くもない雰囲気で自分の形に持ち込み、豪快に投げつける場面がありました。(取り組み後、激しく鼻血が出ていました。) おそらく、あの頭突きをくらった並みの横綱だったらひるんで突き放しにかかると思います。真の横綱は勝っても負けても横綱たる相撲をとって大将を務めるのです。
オルフェーヴル、横綱としての威厳を持ち続け、冷え込んできた日本の競馬を再起させて欲しい。そんな思いにさせてくれる素晴らしいジャパンカップでした。
(記事に見合う写真がありませんので、今回は文章だけとなってしまいました。)