ごぼう花言葉「用心」を胸に気をつけて実施した種子牛蒡栽培試験圃

皆様、こんにちは。営農施設課の下向(しもむかい)です。

外仕事が落ち着き、デスクワーク中心となって早1ヶ月、パソコンの画面文字のピントが合わなく見えずらくなっており、老眼鏡を購入しようか本気で悩んでおります。

本日の投稿は、「種子牛蒡」についてです。食べる牛蒡ではなく、種を採取目的で今年の春から植付試験を開始しました。

4月上旬、隣町の牛蒡畑の越冬後生育を見学後、母本を収穫選別後、町内に運びこまれました。

 

母本は、収穫後3日が経過する前に植付をしなくてはいけないため、時間との勝負。

 

4月15日、母本を一本ずつ手で地中深くまで差し込んで、株間100cmで植付していきました。事前に畑にはサブソイラを施工し、サブソイラ溝の柔らかなところに差し込んで作業しました。

 

5月2日。植付後17日目。雨が少なく、弱弱しくもギリギリ持ちこたえて育ってくれました。

 

6月20日。植付後66日目。雨が少ないですが、少しずつ大きく成長してくれました。

 

6月25日。植付後71日目。収穫時を考え、茎長を抑制するために花芽摘みを開始。この作業をしないと2mを超えて成長してしまうとの事。初めての事ばかりで驚きの連続でした。

 

7月5日。植付後81日目。花茎展開始めとなり、花を見てみるとアザミのように感じていました。

 

7月20日。植付後96日目。花茎肥大後期となり、茎長が150cmを超えました。

 

8月1日。植付後108日目。開花期。無事に花が咲き、来たる収穫期に向けて期待が高まりました。

 

8月30日。植付後137日目。花が終わり、成熟期となり、完全手作業による種子取りを開始。トゲトゲの部分が体のいたるところにくっついてしまうため、ツルツル素材で体を覆っての作業で収穫をしました。

 

9月上旬。手摘み収穫後は、一定期間風乾後、フレコンバックに入れて保管。

 

11月中旬、フレコンバックにぱんぱんに入った牛蒡種子は、JRコンテナにて茨城県へ。来年の春には、種子牛蒡として店頭に種が並び、播種後の発芽率が良いと評価いただければ試験圃を継続していきたいと担当者レベルでは思っております。

 

今後も、新たな三石特産品が見つけられるようにアンテナを張り巡らせて、挑戦し続けたいと思います。

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