昨晩のJBCクラシック、ワンダーアキュート号の優勝を心からお祝い申し上げます。三石浜の番長 三浦です。
本当に強い勝ち方でしたよね。3コーナーから有力馬がまくっていくところ、ワンテンポ遅らせて直線勝負に出た和田騎手の好騎乗も光りました。
今朝、早速、ワンダーアキュートの生産牧場であるフクダファームにお祝いと取材で訪問してきました。フクダファーム代表の福田真一さんにワンダーアキュートや今回のレースについて色々なお話しを聞かせていただいたので紹介します。
福田さんは仕事の関係で競馬場には行けなかったのですが、よもやこの好メンバーで勝てるとは思ってもおらず、自宅ではなくて浦河の場外馬券場(Aiba)にてレースを観戦していました。休み明けにもかかわらず馬体重がマイナス21キロ。パドックでの周回を見てかなり絞ったな(絞りすぎかな)と思ったそうです。(ジャパンカップダートを見据えた仕上げを想像していたため。)
福田さんも和田騎手の騎乗を絶賛しておりました。以前、和田騎手は福田さんに「テイエムオペラオーの背中と同じ感覚の馬はワンダーアキュートが唯一。絶対にGⅠを獲れる馬」と述べていたとの事。だからこそ、昨年のジャパンカップダートと東京大賞典での惜敗はどれほど無念だったか。その鬱憤をJBCで果たしたのですから、喜びは図り知れません。
馬主さんの山本信行さんとフクダファームさんとは30年来のお付き合いだそうです。長きにわたりお世話になった馬主さんに何とかGⅠ馬を生産してあげたい。やっとそれに近づいたのがアキュートのお兄さんワンダースピードです。しかし、重賞5勝やレコードタイムなどの偉大な実績を残したものの、遂にGⅠのタイトルは獲れなかった。アキュートで何とかしたい思いは当然あったそうです。
JBC出走の有力馬、先日の「みやこステークス」を勝ったローマンレジェンド、復調してきたエスポワールシチー。ジャパンカップダートには好メンバーが揃うでしょうが、ワンダーアキュートが勝利し真のダート王に君臨して欲しいものです。これからも皆さんの応援をよろしくお願いします。
アキュートのお母さんワンダーヘリテージと当歳の弟「ヘリゾウ」君(父:エンパイアメーカー) (今朝の様子を撮影)